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執筆者の写真SIJIHIVE Team

中国生活を支える必需品!日本から持って行くべきアイテムとは?


ベージュのシーツの上に広げられたワインレッドのスーツケースと、その中に詰め込まれたグレー、赤、黒のシャツじゃジャケット、カーキの洋服、帽子、木製の箸とヘラ

中国に旅行するならまだしも、留学や海外赴任などこれから中国にしばらく住む予定のある方にとって心配なのは持ち物でしょう。


私も中国に10年ほど住んでいましたが、2008年に初めて中国に赴いた時は現地でどんなものが買えて、どんなものが買えないのかまったくイメージが沸かず、すでに中国在住の諸先輩方にいろいろとアドバイスを仰いで出かけたことを覚えています。


その後も、中国と日本を往復するたびに、スーツケースいっぱいに日本で買ったものを詰め込み、繰り返し体重計に載せては制限重量をオーバーした分を減らしていくという試合前のボクサーのようなことをしていました。


今回は、私見も含めて、これから中国で生活する予定の方に向けて、日本で買って持って行った方が良い「中国生活の必需品」について解説します!



何が必要かはどこに住むかによって異なる


中国のモダンなスーパーの店内壁一面に並べられたカラフルなドリンク商品と、お買い物をする男女2人、陳列棚の前に置かれた棚に並べられたビールなどの商品

私が初めて中国に住み始めたのは2008年で、今から約16年も前になります。中国で生活していた10年間でも中国の消費事情は大きく変化しました。何よりも大きかったのは淘宝(タオバオ)や京東(ジンドン)などの EC サイトの台頭です。


私がすでに中国で生活している頃に「万能的淘宝」という言葉で形容されていたように、EC サイトでは手に入らないものはないといわれるほどになりました。そして、淘宝を使えば、日本でしか手に入らなかったような商品や食材も買えるようになったことは事実です。


ただ、容易に想像できることですが、本当に正規品かどうかは PC の画面からだけでは分かりませんし、仮に正規品だったとしても値段は日本で購入する何倍にもなります。


さらに、「日本では売っているが中国ではなかなか買えないモノ」は場所によっても大きく異なります。北京や上海、深センのような大都市であれば、日本人が多くニーズも高いため、さまざまな製品を日系スーパーなどでも購入できます(それでもやはり価格は高めです)。


しかし、大都市から離れてあまり日本人が住んでいないような場所になると、店頭で日本製品を購入するのも難しくなるため、できるだけ日本から持ってきたほうが良いでしょう。



日本から持っていくことをおすすめする中国ライフの必需品8選


シルバーのガスコンロとステンレスのフライパンで調理されるマッシュルーム、黒のカウンターに置かれた黒のどんぶりに入ったラーメンと箸

①調味料

誰しも中国ライフ初期のうちは安く食べられる中華料理に舌鼓を打ちますが、そのうち油多めの料理に胃腸が疲れてきたり、中華は好きでも日本の味が懐かしくなることがあります。


その時に欠かせないのが、だし、みりん、味噌、醤油などの調味料です。いずれの調味料も都市部の大きめのスーパーでは類似の製品があるにはあります。しかし、実際使ってみると似て非なるものだと分かることも。


たまに無性に食べたくなる日本食を調理するためには、自分が日本で使ってきたお気に入りのだし、醤油、味噌はマストアイテムだといえるでしょう。


②ピンチハンガー

ピンチハンガーとは、ピンチ(洗濯ばさみ)がついたハンガー(吊り下げ具)で、それだけでさまざまな洗濯物を干せるすぐれもののアイテム。もちろん、中国にもピンチハンガーはあるのですが、日本では圧倒的に商品の種類が多いです。


ピンチハンガーは毎日使うアイテムであるため、使いやすいものを選びたいですよね。細かいことのようですが、日常のささいな場面で「道具が使いやすいかどうか」が海外生活のストレスを減らす1つのコツのように思います。


③調理器具

中華と日本食では作る料理が違うため、当然スーパーなどに売っている調理器具も異なります。油をたっぷり使った料理を特徴とする場所、蒸し料理がメインの場所など、その土地ごとの料理に合わせた、日本で見たことがないような調理器具を目にするのも楽しみの1つですが、日本で目にするような調理器具が手に入りにくい場所もあります。できれば、使い慣れた調理器具(例えば菜箸やしゃもじ、おたまなど)を1つでも2つでも持っていくことをおすすめします。


④お菓子(チョコレート)

以前の記事でも触れたように、中国と日本では消費者のニーズも異なるため、マーケティング手法にも違いが生まれます。そのため、お菓子やジュースなどの味にもやはり違いが生まれます。その違いを楽しむのも大切ですが、毎日の仕事で疲れたときには日本で食べていたお菓子が懐かしくなることも。キットカットやオレオなど、日本でおなじみのものも売ってはいますが少し甘さの度合いが違います。ちなみに、中国では飲むヨーグルトが好きな人が多く、牛乳の代わりに朝食時に出したりします。ヨーグルトは(飲むタイプもカップのものも)種類・味が豊富で美味しいので、乳製品だからとあまり身構えなくても OK。


もちろん、あれもこれも日本から持っていくことはできませんが、友人たちにいろいろ聞いてみると、中でも日本からチョコレートを持っていく人が多いように思います。中国赴任のお供にはチョコレートをお忘れなく。


⑤文具(ボールペン)

日本は世界的に見ても文具の種類が多く、消費者のニーズを研究しつくした製品がたくさんそろっているように思います。


個人的に中国に行くときに必ず持って行っていたのが、「ジェットストリーム」のペン先が0.8や0.5のボールペンです。ずっと使い続けても擦れたり、インクが出すぎたりせず、書きやすさが続くハイクオリティのペンが100円で買えてしまうことの驚きたるや!


⑥手帳

文具に加えて、日本の手帳はやはり種類の多さで群を抜きます。手帳でこまかくスケジュール管理をする文化が発達している国はほかにはないのでは、と思わされますが、それだけに中国ではどうしても使いたい手帳が見当たらないのが現実でした。


「シンプルなスケジュール管理で十分」という方は問題ありませんが、日本での生活と同じように手帳を使い倒したいという方は日本で手帳を購入しておくことをおすすめします。


⑦卓上カレンダー

文具、手帳と同じく卓上カレンダーの種類も多いですが、それだけでなく、中国で購入するカレンダーは当然ながら中国の祭日が記載されているのみです。日本の友人や家族と同じ時間軸で生活したければ、100均の卓上カレンダーを1つ買っていきましょう。


⑧日本のお酒

必須ではありませんが、中国のお酒は「白酒」「黄酒」など、アルコール度数が高いものがメイン。でなければビールになるため、日本で飲んでいた日本酒や焼酎が懐かしくなる方もおられます。


お酒は重量もあるため、あまりたくさんはもっていけませんが、自分が飲みなれた1本を持っていって、それを大切な日に大切な人と飲むのもまた一興です。



まとめ

白のシーツの上に置かれたAirPodsとグレーの旅行用バッグと、バッグのポケットからTRAVELと刻印された茶色い革製の手帳を取り出す腕時計をした男性の手

今は以前よりもさらに多くのものが中国で手に入るようになったため、どうしても日本から持っていかなければというアイテムは減っているかもしれません。また、なければないでどうにかなるものですが、中国赴任の際には参考にしていただけたら幸いです。



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著者プロフィール


YOSHINARI KAWAI


2008 年に中国に渡る。四川省成都にて中国語を学び、約 10 年に渡り、湖南省、江蘇省でディープな中国文化に触れる。その後、アフリカのガーナに1年半滞在し、英語と地元の言語トゥイ語をマスターすべく奮闘。コロナ禍で帰国を余儀なくされ、現在は福岡県在住。


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