こんにちは!ハワイをこよなく愛する英日翻訳者兼フラ講師の板羽柚佳です。
8月8日、マウイ島の各所で起きていた山火事とハリケーンが原因となり、ハワイ王国の都だったラハイナの町が全焼消失してしまいました。歴史的建造物を含む主要スポットはもちろんのこと、住宅も2,000戸以上が焼失。被害に遭われた方も多数おられるようですが、その全容は依然、調査中です。
前回のブログでは、今月マウイ編の第2弾をお伝えするとしていましたが、現地の詳しい状況が未だ把握できていないため、今回は「オアフのおススメスポット第2弾」をお送りします。
また9月には実際にマウイを訪れ、この目で現状を確認してご紹介する予定ですのでどうぞお楽しみに。さて、ということで今回は、ワイキキ、ホノルルとはまた違った魅力を感じることのできるノースショアのおススメスポットをピックアップ。
イーストサイドから北に向かうドライブロードの楽しみ方や、ほっこりできるビーチ、絶対に外せないランチボックスなど、足を伸ばす価値絶対ありのオアフ島ノースショアの魅力をたっぷりとご紹介していきます。
目次
1. ウインドワードからノースショアへのドライブでローカル感を満喫
カネオヘを経由して島の東側の海沿いを北へひたすら車を走らせていく道すがら、まず遭遇するのが独特の形状をしたこちらの島。
その名も、チャイナマンズハット(正式名称モコリイ島)。むかし中国からやってきた労働者たちが被っていた帽子にその形が似ていることからそう呼ばれるようになったそうです。筆者はこの島を見るたびに、昔、子供のころによく食べた甘食を思い出します…(笑)。甘食…、わかる人いるかなぁ…。
運転中、この島が見えてくると、ノースショア方面に向かっているなといつもワクワクしてきます。ハイウェイではないのでひたすら1車線の1本道を走っていくのですが、それがまた楽しいんです。 景色をゆっくり楽しみながら、途中、クアロアランチやポリネシアンセンターなどを通り過ぎ、地元ローカル感たっぷりの土産屋さんなどを眺めながらのドライブは、「ああ、今回も無事にハワイ来れたなぁ…」、と思える最高に気持ちの良い瞬間です。
2. カフクでちょっと早めのランチタイム
ノースショアエリアの東側に位置するカフク。エビ(カフクシュリンプ)の養殖で有名な町です。ロコモコと並びとても有名なハワイアンフード、ガーリックシュリンプはこの町が発祥です。カフクシュリンプのお店が軒を並べていますが、なかでも筆者おススメのお店がこちら、赤い店構えが印象的なロミーズ。
「新鮮なエビ」と日本語で書かれています。何だか歓迎されている感じがして嬉しくなります。
オープンは10時。「すぐに行列ができるから開店前に行って並ぶといいよ」と、地元の人に教えてもらい、早めに到着。それでもすでに地元民と思われる2組が並んでいました。
ガーリックシュリンプとスチームシュリンプをオーダーすると、ガーリックをカリカリに焼き上げるのに40分かかるとのこと。「ガーリック枝豆ならすぐに渡せますよ。食べながら待ちますか?」とお店の人からの提案を受け、養殖場の景色を楽しみながら、枝豆をつまみつつシュリンプ待ち。
バターでソテーされたガーリックとちょうどいい塩加減の枝豆。8ドル。あっという間に完食!
すると、どんどんとお店の前に車が並び行列ができていきます。お店のスタッフとお客さんのやりとりに耳をそばだてると、なんと、出来上がるまで2時間待ち!!早く来てよかったぁと胸を撫でおろしました…(笑)40分待った、これがそのランチプレート。
養殖場直結のキッチンで作られたシュリンプはプリプリで甘みがあって新鮮そのもの。添えられていたスイートチリソースは甘過ぎず日本人好みな味のバランスです。お野菜はすべて地元産。ガーリックはさすが、時間をじっくりとかけてバターソテーされただけあり、カリカリかつバターの風味も芳醇。今まで食べてきたガーリックシュリンプは何だったんだ?となるほどの完璧な仕上がりでした。屋外に設置されたテーブルで楽しんでもよし、ビーチサイドまで持ち込んで頂くもよし。ノースショアに行くときは必ず寄ってほしいお店の一つです。
3. 様々な側面を持つノースショアのビーチ
冬には巨大な大波が押し寄せるため、世界中のサーファーたちを魅了するノースショア。サーファーの聖地とも呼ばれ、プロサーファーたちの魅力的な競技会が開催されることでも有名な場所ですが、サーフィンをしない人やファミリーでも楽しめる穏やかなビーチがあるんです。
それがこちらのビーチ、シャークスコーブ。カフクから20分ほど車を走らせたところにあります。
この一帯をぐるりと囲む、まるで万里の長城のような形状をした岩場が、外部からの大きな波の侵入を防いでいるためとても穏やかなビーチになっています。しかも透明度は抜群。実はハナウマベイと並ぶおススメのシュノーケリングスポットです。時折、ハワイの海の神様ホヌ(ウミガメ)が甲羅干しをしている様子にも遭遇できたりもします。あまり波が打ち寄せてこないので、大の字になって空を仰ぎながらぷかぷかと浮くこともできます。
そうしていると日々のごちゃごちゃしたことなんてどうでもよくなってきて、身も心も今まで感じたことにない解放感を味わえます。ご興味のある方は是非、体感してみてくださいね。また、こちらでのシュノーケリングアクティビティツアーを実施している会社もあるようなので要チェックです。
4. 古き良きハワイのノスタルジックを感じさせる町 ハレイワ
ノースショアの町並みには、ローカル感を醸し出しつつもお洒落なショップやレストランが軒を連ねており、ローカルフードやクラフト品を楽しむことができます。地元のみなさんはアロハスピリッツの塊。どこを訪れても温かさを感じます。すれ違いざまにどこのお店がおススメか尋ねると心よく答えてくれたりもします。中でも、ハレイワは古き良きハワイの雰囲気をコンパクトに楽しめ、ハワイならではのフードもいただけるノースショアドライブには外せないスポットです。
通り沿いのパーキングスポットは早朝から訪れるサーファーたちの車でほぼいっぱい。空きスペース探し争奪戦が静かに繰り広げられています…。(笑)
ユニークなショップやレストランが集まっており、地元のローカルフードやクラフトを楽しむことができます。こちらはバンザイボールズのアサイーボウル。フレッシュなフルーツとともにいただきます。画像ではわかりにくいのですが、レギュラーサイズでもなかなかの量… 一人で食べきれず、シェアしました。ハワイは物価が高いなどと言われますが、じつは何を頼んでも量が日本の倍以上、あります…。高いというよりは常に2人分の量を購入していると考えてもらうと、食べ物をオーダーする際の仕方にもお得にいただける工夫ができるようになるかもしれませんね。
その他にもハワイアンスタイルのアパレルやアクセサリー、ハンドメイドの商品など、個性的なアイテムを手に入れることができます。そこにいるだけで気分が上がる店構えです。
また、新鮮なシーフードを提供するレストランやカフェも充実しており、美味しい食事を楽しむことができます。
いかがでしたでしょうか?ノースショア妄想ドライブ、お楽しみいただけたでしょうか?ローカル感たっぷりの地道を海やビーチを横目に、お気に入りの音楽をかけながらのんびりドライブ。これぞまさにハワイ。オアフを満喫できる最高のアクティビティだと声を大にしておススメします。
なお、この一帯は夕方になると渋滞することが多いので、ドライブのあとに予定を入れる場合はそこを加味した上で、計画されることをおすすめします。さて、次回は筆者がこの目で見たホットなハワイの情報満載でお伝えする予定ですのでお楽しみに!
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著者プロフィール
YUKA ITAHA
テレビラジオ業界でナレーターとして25年、フラ教室主宰15年とエンタメ業界一筋で生きてきたが、コロナ禍をきっかけに長年の夢だった翻訳業務を開始。
ハワイへは年に数回渡航。日々変化していく生きた英語に触れながら、
異文化間の思考の違いや取り組み方の違いを肌で感じ、
その違いを相互理解しながら埋めていくための一助となるべく、目下、邁進中。
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