ALOHA! ハワイをこよなく愛する翻訳者兼フラ講師の板羽柚佳です。大好きなハワイをいつも感じていたいという思いから、ハワイアンカードを使ったカードリーディングセッションの提供やハワイの自然をモチーフにしたハンドメイドアクセサリーなどの製作販売もしています。
そんな筆者も50代となり、そろそろ好きな場所で好きなように仕事をしながら暮らすことを視野に入れ始めました。筆者の好きな場所といえばハワイ。これまでご紹介してきた記事を読んでくださった方は、いかにハワイが日本人にとって優しく、暮らしやすい場所であるかを感じていただけたかと思います。とはいえ、即移住は少しハードルが高い。ということで、今回はお試し期間としておすすめの「中期滞在」をテーマに、ビザやワーキングスペースなど役立つ情報をシェアします。
ハワイに行きたいけどビザは必要?
ハワイはアメリカの一部であり、日本国籍の方が観光目的で滞在する場合、ビザは基本的に不要です。日本はビザ免除プログラム(Visa Waiver Program, VWP)に参加しており、ESTA(Electronic System for Travel Authorization)を取得することで、最大90日間の観光や商用目的の滞在が可能です。ESTA はオンラインで申請でき、申請が承認されると2年間有効となります。この申請をせずに渡航することは不可能で、たと例えフライトチケットが取れていたとしても、航空会社チェックインカウンターで未申請であることが確認された場合は、その場で申請をする必要があります。、受理をされれば無事搭乗が可能ですが、そうでない場合は搭乗を断られることになりますので、ハワイ渡航を決めた段階で早期申請されることをお勧めします。
この ESTA を利用することで最大90日間のハワイ現地滞在が可能ですが、それ以上の滞在を希望する場合は、別のビザを取得する必要があります。例えば、学生ビザ(F-1ビザ)やビジネスビザ(B-1ビザ)、長期滞在を計画している場合は、その他の非移民ビザなどの申請が必要です。
F-1ビザ:アメリカの認可された教育機関でフルタイムの学位を取得するためのビザ
B-1ビザ:ビジネス目的での短期滞在用ビザ
B-2ビザ:観光、休暇、友人や家族の訪問、医療治療などのための短期滞在用ビザ
H-1B ビザ:特定の専門職での就労を目的としたビザ
O-1ビザ:特定の分野での卓越した能力を持つ個人のためのビザ
ノマドワーカーにとってハワイは快適?
美しい自然、温暖な気候、フレンドリーなコミュニティ、そして高速インターネット環境が各エリアに整っていることから、多くのノマドワーカーがハワイを拠点にしています。また、ネット環境完備のカフェやコワーキングスペースなども充実しており、仕事をしながらのんびりまったり南国ライフも楽しむことが可能です。
以下では快適に仕事ができるおすすめワーキングスペースをご紹介します。
ダウンタウンに位置するアートギャラリー兼パフォーマンススペース。広々とした空間で、静かに仕事をするのに適しています。無料 Wi-Fi も完備されており、コーヒーや軽食を楽しみながらリラックスした雰囲気の中で作業が可能。
ラグジュアリーな空気感のモアナサーフライダー店をはじめ、アラモアナやダウンタウンなど、オアフ島内の各エリアやマウイ島、カウアイ島、ハワイ島にも店舗を置くホノルルコーヒーは、自家農園で栽培されたコナコーヒーがお手頃価格で楽しめるところが魅力。カラカウア通りにあるフラッグシップ店エクスペリエンスセンターは朝6時半からオープンしており、アーリーバードなノマドワーカーには特におすすめのカフェです。
高級住宅が立ち並ぶエリア、カハラやアラモアナからバスで30分のカイルアに位置するこちらのコワーキングスペースはミーティングルームや大人数での会合の可能なスペースも併設されている会員制コワーキング施設。様々な年代の様々な職種の人たちが集まる人気スポットです。カフェで仕事するだけでなく、横のつながりや現地でネットワークを広げたい方におすすめの施設。
学校やコミュニティカレッジへの短期入学やインターンシップは可能?
ハワイには数多くの教育機関があり、短期の語学コースやコミュニティカレッジの授業を受けることが可能です。短期の語学コースの場合、90日以内であれば ESTA での入国でも問題ありませんが、正式な学位取得を目的とする場合には F-1ビザが必要です。また、インターンシップを希望する場合も適切なビザが求められることがあります。
詳しくは HECハワイ留学支援センターや毎日留学ナビ 海外留学サポートセンターの情報を参考にしてみてください。
中期滞在中の交通公共機関以外の交通手段は?
日本の運転免許証所有者は、国際免許を取得せずともそのままハワイで運転をすることが可能です。空港に隣接したレンタカーセンターで車を借り、その日から暮らすように滞在することも可能です。ハワイでは信号のない横断歩道も多くあり、日本よりも歩行者優先意識の高い土地柄です。また、交通ルールやスピード違反などの規則について事前にしっかりと確認して安全にドライブライフを満喫してくださいね。
まとめ
さて、中期滞在に必要な基本情報をお届けした今回のハワイ記事。いかがでしたか?南国でバケーション気分を味わいつつお仕事もしっかりできてしまうハワイは、ノマドワーカーやフリーランサーにとって理想的な環境です。90日以内の短期滞在ならESTAで問題ありませんが、それ以上の滞在や学業やビジネスなどの特定の目的がある場合は適切なビザを取得する必要があります。
美しい自然、豊かな文化、充実したインフラが揃ったハワイでの中期滞在、これを機会に是非、計画してみてはいかがでしょうか。
参考記事:
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著者プロフィール
YUKA ITAHA
テレビラジオ業界でナレーターとして25年、フラ教室主宰15年とエンタメ業界一筋で生きてきたが、コロナ禍をきっかけに長年の夢だった翻訳業務を開始。
ハワイへは年に数回渡航。日々変化していく生きた英語に触れながら、
異文化間の思考の違いや取り組み方の違いを肌で感じ、
その違いを相互理解しながら埋めていくための一助となるべく、目下、邁進中。
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